みなさんこんにちはALEXです。Googleアナリティクスの基礎用語について解説しています。今回は、「訪問数」「セッション数」についてご紹介します。基本的な用語をしっかり理解しましょう。
訪問とは
「訪問」とは、その言葉の通り、ウェブサイトを訪問し、サイト内で閲覧などの利用行動を意味します。ですので「訪問数」はその利用行動の回数を意味します。
Googleアナリティクスでは
「訪問数」=「セッション数」
と定められています。
このブログへの訪問を例にしてみましょう。まずトップページにアクセスしていただき、最新の記事を読んだあと、「ALEXってどんな人間なんだろう?」と思っていただき、プロフィールを見て「なんだおじさんか」とページを閉じるという動作になるかと思います。ここまでが訪問数1となります。
ですが、Googleが定義している「セッション」の考えをよく確認おかないと、この訪問数が状況によって変わることがありますので注意が必要です。
出典はGoogleアナリティクスソリューションのブログ
Update to Sessions in Google Analytics
です。この記事によるとセッション=訪問については以下の3つの定義がなされています。
- More than 30 minutes have elapsed between pageviews for a single visitor.
- At the end of a day.
- When any traffic source value for the user changes. Traffic source information includes:
utm_source,utm_medium,utm_term,utm_content,utm_id,utm_campaign, and gclid.
As before, if any of these events occur, then the next pageview from the user will be the start of a new session.
訳します。
・一人の訪問者のページビューの間隔が30分以上あいたらセッションを終了する。
・1日の終わりにセッションを終了する。
・ユーザー変更のための、以下に示すトラフィックソースの中に
utm_source,utm_medium,utm_term,utm_content,utm_id,utm_campaign, and gclid.
が含まれていれば、どんなイベントが起こっていても、次からのページビューは新しいセッションになる。
上記のに示したソースは参照元が変更になったときに送信されるので、参照元が変更になったばあい、セッションが終了するということです。
注意していただきたいのは最初の一つ目です。「30分ルール」と呼ばれているもので、これはしっかり理解してください。
30分ルールって何?
このルールは「同一ユーザが継続的にサイトを訪問している場合でも、ページ間の閲覧時間の間隔が30分を超えたら、次のページの閲覧前にセッションが終了する」というものです。たとえば、このブログを例にとってみます。
まずトップページにアクセスし、ブログの最新記事を閲覧します。次にプロフィルページを閲覧した後お問い合わせいただくというパターンです。この時、ブログ最新記事からプロフィールに移動する間に、友達とラインをしていたので間隔が1時間空きました。
この時の状況を簡単にまとめます。
最新記事とプロフィールの間でセッションが終了します。その結果このユーザーの訪問数は2となります。
ブラウザを終了した場合
閲覧途中でブラウザを閉じてしまっても、30分以内に同じサイトに連続的に再度訪問すれば訪問数は1となります。
ブラウザのタブを使用した場合
現在のブラウザ(Googhleクローム、MSインターネットエクスプローラ)ではタブブラウザが標準になっています。このタブブラウザを使用した場合どうなるか確認しましょう。二つのタブを違ってそれぞれ別のサイトを訪問することはよくあります。閲覧履歴が下の表のようになったとします。
[table id=3 /]
上記の場合、閲覧した順番1234のそれぞれの時間間隔が30分以内であれば訪問数は1となります。
アクセス解析ツールではタブを使用していることは想定しておらず、単純にサイト訪問のログのみを記録していると考えればよいでしょう
まとめ
上記の通り、googleアナリティクスでは訪問数とセッション数がさだめられています。
今回はGoogleアナリティクスの基礎用語である「セッション数」「訪問数」について解説しました。ありがとうございました。